体や声が変わっても、あなたらしさは。
以前と同じようにできなくても、その人の感性や、大切にしてきた時間までなくなるわけではありません。
GMPは、パーキンソン病のある方が、音楽を通して今できることや、人とのつながりにふれる時間を大切にしています。ご自身のペースで参加するかたちを、一緒に考えます。
できることが変わっても、
あなたらしさは、今もここにある。


リズム、歌、音楽を囲む時間
リズムに合わせて体を動かす。歌や発声を通して声を使う。馴染みのある音楽に耳を傾け、思い出や気持ちを分かち合う。GMPの音楽療法では、その方の状態や目的に合わせて音楽との関わりを考えます。
神経学的音楽療法の考え方も取り入れています。取り組みの考え方はGMPの音楽療法とはでご紹介しています。特定の活動を同じようにこなすことよりも、ご本人の気持ちと無理のない参加を大切にします。

6つの音楽経験
心とからだに働きかける
音楽療法では、一人ひとりの体調や好みに合わせて、歌う・動く・聴くなどの音楽体験を行います。楽しみながら声や体を使い、人との交流やくつろぎの時間につなげます。

1. 季節を感じる
季節の歌を歌い、歌詞やメロディーから季節を感じます。音楽を楽しみながら、日々の暮らしに楽しみを見つけます。

2. 声を出し、伝える
歌やリズムに合わせて声を出し、呼吸や口の動きを練習します。楽しみながら、伝わりやすい話し方を目指します。
参考文献
- Tamplin J, et al. (2019). ParkinSong: A Controlled Trial of Singing-Based Therapy for Parkinson’s Disease.
- Irons JY, Sheffield D. (2025). Singing interventions for people living with Parkinson’s: a systematic review and meta-analysis.
- Stegemöller EL, et al. (2017). Therapeutic singing as an early intervention for swallowing in persons with Parkinson’s disease.

3. 音楽に合わせて体を動かす
音楽に合わせて体を動かし、歩行やバランス、体の動かしやすさを保つことを目指します。
参考文献
- Ye X, et al. (2022). Rhythmic auditory stimulation promotes gait recovery in Parkinson’s patients: A systematic review and meta-analysis.
- Allen NE, et al. (2022). Interventions for preventing falls in Parkinson’s disease.
- Ernst M, et al. (2024). Physical exercise for people with Parkinson’s disease: a systematic review and network meta-analysis.
- Gandolfi M, et al. (2019). Four-week trunk-specific exercise program decreases forward trunk flexion in Parkinson’s disease: A single-blinded, randomized controlled trial.

4. リズム音楽を合図に歩く
リズミカルなお好きな曲に合わせて歩く練習をします。自分に合ったテンポで、歩き出しや歩幅を円滑にすることを目指します。
参考文献
- Thaut MH, et al. (1996). Rhythmic auditory stimulation in gait training for Parkinson’s disease patients.
- Nieuwboer A, et al. (2007). Cueing training in the home improves gait-related mobility in Parkinson’s disease: the RESCUE trial.
- Rochester L, et al. (2010). Evidence for motor learning in Parkinson’s disease: acquisition, automaticity and retention of cued gait performance after training with external rhythmical cues.
- Thaut MH, et al. (2019). Rhythmic auditory stimulation for reduction of falls in Parkinson’s disease: a randomized controlled study.

5. 音の響きを感じ、くつろぐ
シンギングボウルなどの音に耳を傾け、ゆっくり呼吸を整えます。音の響きや余韻を感じながら、心と体を休めます。

6. 懐かしい歌と思い出を分かち合う
懐かしい歌を歌い、その歌にまつわる思い出を語り合います。歌を通して、自分らしさや仲間との交流を楽しみます。
参考文献
- Hersh D, Kong SJ, Smith J. (2023). It’s quite good fun: A qualitative study of a singing/songwriting programme for people with Parkinson’s disease and their spouses.
- Kaiser AP, Berntsen D. (2023). The cognitive characteristics of music-evoked autobiographical memories: Evidence from a systematic review of clinical investigations.
音楽療法は、医療やリハビリテーションを補いながら、音楽を通して心身の活動や交流を支える取り組みです。歩行や発声、嚥下の練習は、その方の状態に合わせて専門職と連携して行います。
ご家族と一緒に、考えてよいこと
外出の準備や送迎、オンラインの接続、付き添い。支えたい気持ちがあっても、ご家族だけですべてを抱えるのは難しいことがあります。ご本人の参加と、ご家族の暮らしの両方について、気になることをお聞かせください。
自宅から参加する方法や、ご家族と一緒の参加についてもご相談いただけます。希望する活動が決まっていなくても、まずはご相談ください。

あなたに合う参加のかたちを、一緒に
ご自宅から参加する遠隔音楽療法、仲間と集まる対面音楽療法、生の音楽を味わうプロ奏者による演奏会。外出や接続の準備、付き添いなど、参加前に気になることを確認できます。
定期プログラムの日時・参加費は、下の開催案内をご覧ください。ご希望や状況を伺いながら、参加の方法を一緒に考えます。
参加前に、確認しておきたいこと
体調や体の動き、声の出しにくさ、接続や付き添いなど、参加について不安なことを事前にお知らせください。ご希望の活動と状況を伺い、必要な準備をご案内します。
GMPの音楽療法は、医師による診察・診断・治療に代わるものではありません。治療や服薬については主治医にご相談ください。

初めての方はよくあるご質問、参加を検討されている方は体験・参加のお申し込みをご覧ください。
参加できる定期プログラム
対面音楽療法
パーキンソン病の方へ
- 日時
- 毎月第1火曜日11:00〜12:00
- 参加費
- 3,000円(お茶付き)
遠隔音楽療法
パーキンソン病の方へ
- 日時
- 毎週火曜日11:00〜12:00
- 参加費
- 2,000円
- 参加方法
- オンライン開催。どこからでもご参加いただけます。
ご希望のプログラム名を添えて、お問い合わせください。ご家族との参加や、参加前に気になることもご相談いただけます。





